樺沢紫苑氏著の『インプット大全』読書感想
本日はタイトルの通り、樺沢紫苑氏が先日発売された『インプット大全』という本についての感想を記します。
今回、この感想を氏に提出することで、トークイベント動画などの特典がもらえるというキャンペーンが行われており、それらも十分に(この感想文を書く動機として)魅力的だったのですが、さらには選ばれし3名が氏との食事会にご招待いただけるそうで。。。
またとないチャンスを逃すまいと、書かせていただきました。
実は、僕はこの書籍の発売を記念した、氏のセミナー講演『真夏のインプット祭』にも参加し、そこでほぼこの本のエッセンスについて学ぶことができたのですが、
そこで最も自分に足りないと自覚させられたのは『アウトプットありきのインプット』という考え方で、実際のところその眼前の実践の場として、このキャンペーンに参加するところから始めるのが最も効率的であり、有意義だと考えたことも、大きな動機の一つです。
キャンペーンはFacebookやTwitter、ブログなどで応募とのことでしたが、あいにく普段使っているアカウントが音楽活動メインのものであるため、しがない個人的なブログに記させていただきます。
▼この本はどのような人にとって『買い』か?
さて、早速この本を読んだ感想に入って行きます。
結論から言って、僕はこの本から重要なことを少なくとも『3つ以上』学ぶことができました。
本書や、氏の講演でも述べられていますが、千円程度の投資で、自分の人生の学びとなることが3つも得られるのであれば、費用対効果としては十分評価できると思います。少なくとも僕にとっては『買い』の一冊と言えるかと思います。
ちなみに僕は樺沢さんの本を読むのはこれが2冊目です。
1冊目は神時間術という本でした。
確か本屋さんで偶然手にとったものだったと思います。
これまで時間術に関する本は、それこそ何十冊も読んできました。
僕自身、アウトプットすることで少なからず習慣づけて来られたことの一つに『読書メモ』があります。文字通り、読書から得られた気づきをまとめておき、定期的に見返すことなのですが、これを続けていると同じジャンルにおいて新しい学びを得られる本に出会うことは自然と少なくなっていきます。
ですが、この本からは非常に多くの学びを得ることができました。そこでまんまとメルマガに登録し、たまーにYoutube動画を観ては、ついにはセミナーに参加するに至ったというわけです。ザイアンスの法則を自分で証明してしまったような気分です(笑)
話が逸れました。
『インプット大全』ですが、僕が思うにこの本は、そのタイトルの通り『インプットすること』に関するノウハウが、非常に網羅性高く詰まっていると思います。
初めてこの手の本を読む人にとっては、学べることは3つどころか、インプット術に関しての『バイブルその1』にしてもいいくらいだなと思いました。それくらい網羅性が高いです。
なにせ全7つの章に渡って、ほぼ1テーマ見開き2ページ、およそ100項目のテーマについて書かれてあります。一つ一つのテーマはほぼ被りがなく、密度がある内容なので、実際はそれぞれを深堀りしていくと5倍~10倍のボリュームになってもおかしくありません。
裏を返せば、この1本一冊に、5冊~10冊分程度の内容が詰まっているようなイメージです。
すなわち、『インプット術の初心者・中級者』だと思える人にも、この本は間違いなく『買い』だとおすすめできるでしょう。
▼個人的に得た学び
それでは、感想ということなので、自分がどのような学びを得たかについて書きます。
本を読む前に、僕は今回『セミナー講演への参加』という形で、この本のエッセンスについて樺沢さんのお話を直接聞いて学ぶことができました。これは非常に大成功だったと思います。
セミナーの最初に、このセミナーや本から何を学びたいか?ということを3つ書き出す、というワークをやりました。
これから自分が何をアウトプットするためにインプットするのか、ということを念頭において学ぶことで、効率よく、ブレなくインプットするための”アンテナ張り”のようなものだと思います。最近教育の現場でもよく言われている『アクティブラーニング』そのものですね。最近読んだ西岡壱誠さんの『東大読書』という本でも同じようなことが書かれてました。
僕は次の3つを、今回の学びのゴールとしました。
①今までのインプット方法をより効率化する方法を知りたい
②今後受ける予定の資格試験勉強に役立つインプット術を得たい
③記憶しておくことが不得意なので、より記憶に残すためのインプット術を学びたい
それぞれについて自分が得た学びは以下のとおりです。
①今までのインプット方法をより効率化する方法を知りたい
僕がこの本を読む前に期待していたのは、今のインプットをより『効率的に』多く摂取するための方法でした。
確かにそういうノウハウも本書には書かれています。本の読み方やインターネットの活用の仕方などがそれにあたります。
しかし結果として最も今の自分に響いたのは、『アウトプットしないとインプットしても意味がない』ということでした。
僕は普段、RSSリーダーやTwitter、はてなブックマークなどを使っています。RSSリーダーはある程度自分が狙ったカテゴリの情報を収集するためのツールですが、気づいたらTwitterやはてぶを延々と、それこそ昔テレビをだらだら受動視聴していたときのように摂取している自分がいることを、常日頃うっすらと感じていました。
もちろん中には、そういうランダムに入ってくる情報から思わぬ知見を得たり、創作のアイデアが生まれることもあるので、そういうことを『能動的』に行うのは一概に悪くないと思うのですが、最近はダラダラと見続けてしまい、変に集中力や脳のパワーを使ってしまうことが気になっていました。
つまりもうすでに、自分は思った以上に情報を取り込みすぎている(その割に、この一週間で何を読んだかは、思い出せない!)ということに気づきました。
結局行き着いたことは、『インプットを効率化するとはなにか?』という定義そのものを疑うことでした。そもそもインプットの『量』はある程度飽和しているのだとしたら、次に大事なことは『質』というわけですが、『質』とは何か?それこそが自分の求めている『効率化』の真の回答ではないか?ということです。
そしてその質こそ、『アウトプットすることを前提にインプットする』ことで改善できるのだと、はっきりと理解できたことは大きな収穫だったと思います。
②今後受ける予定の資格試験勉強に役立つインプット術を得たい
この目的意識を持って僕が得た学びは、とてもシンプルなものでした。
それは『耳学』でした。オーディオブックなどを利用して、隙間時間を利用する方法です。
言われてみれば、オーディオブックの活用というノウハウ自体は既知のものでしたが、『ビジネス書を読む』とか、英語のリスニングなどへの活用というイメージが強く、自分にはたまたまフィットせず本格的に使ったことはありませんでした。しかし今回、資格の勉強にも応用できることを完全に見落としていたわけですが、これも当初述べた目的を設置することで拾えた学びだなと実感しています。
③記憶しておくことが不得意なので、より記憶に残すためのインプット術を学びたい
正確には、記憶しておくことよりも『思い出す』ことが年々下手くそになっている気がしています。情報をインプットする機会は増えても、人と話す時間が減ったり、思い出してアウトプットすることが少なかったり、覚えて置かなくてもEvernoteやGoogleといった外部記憶装置に頼って後で検索すればよかったり、、、『思い出す』という作業をあまりにしなくなっていることが影響している気もします。
今回このテーマに関して、本書やセミナーでヒントになった学びは、
・月10冊+0アウトプットより月3冊+3冊アウトプット
・記憶したことを何も見ずに書き出す『想起練習』
・マンダラチャートによる脳内図書館
といったあたりでしょうか。
1つ目はもう何度か触れましたが、やはりアウトプットすることでその内容が自分の中により記憶として定着しやすいことは明白で、僕がやっている読書メモはその機能を一部果たしていますが、映画でも美術でもなんでも、同じようにアウトプットに転換していかないともったいないなと強く感じました。
2つ目の想起練習も、これも最近読んだメンタリストDAiGoさんの超効率勉強法に書いてあったり、いろいろな記憶術系の本でも書かれていることですが、自分の日常に意識的に取り入れなければと思いました。現代のIT技術に頼りすぎることも、この想起の力を弱めてしまうのではないか(このあたりはぜひ樺沢先生のご意見を聞きたいところです)と感じました。
3つ目、これは実は学んだというより、今後より深く知りたいと思ったテーマです。
樺沢さんも、ご自分の中にこのようなマンダラチャート構造のイメージがあり、そこへ情報を整理して、必要なときに引き出す、というようなことをセミナーで話していらっしゃいました。
これがまあ、僕はできない。
僕は自分の部屋があまり整理整頓できないタイプなのですが、それと同じように、自分の頭の中にこのような”箱”を作って整理するということは想像もできません。一方で、創造的な人間の机の上は汚いが、あえて整理しないことがアイデアの潜在意識のレベルでの化学反応を促す、というような話もあり、確かに自分はどちらかというとこちらのタイプだなあという気もしたりしています。
そういうわけで自分の適性やタイプと、マンダラチャートのような頭の中の整理術や物理的な整理術と、創造性の関連性についてより知りたいと思いました。
▼終わりに
そろそろ拙い感想文も終わりとさせていただきますが、実際にこの記事、約4200文字を書いてみて、改めて自分が気づいたことを整理でき、かつ『この本の感想を人に話せる』状態になったことに気がつきます。
やる前から頭でわかっているのと、やってみて身体でわかるのとではやはり違いますね。こうやって本でも映画でもなんでも、インプットしたものをアウトプットし続ける、アウトプットとインプットは9:1、くらいの感覚で(このブログにでも)実践し、またその効果のほどをここに報告したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Kindle Fire、3ヶ月くらい使ってみた結果
どうもとんこつ丸です。
年末にひっそりと、Fireタブレットを購入しました。
8GBの容量のタブレットですがプライム会員なら4,000円クーポンを使って4,980円とな。別に必要もナイ気もしたけど、無駄なものほど欲しくなるガジェット男子です。
きっとなんかいい感じに使えるハズ!
と自分に言い聞かせて購入しました。
実際、こんなタブレットが5,000円程度で買えるなんてどうかしてます。
Amazonの囲い込み戦略は最近勢いを増すばかりで怖いですね。
いちユーザーとしてはメリットのほうが大きいのでいいんですけど。
さて、実際に3ヶ月近く使ってみて、何が便利でよかったかとか、実際使ってるのかとか、そういうことを簡単に振り返ってみました。
実際に使ってみた機能・用途
では実際、どんなアプリとか使用用途を実践したか。
- Amazon
- プライムビデオ視聴
- Hulu視聴
- Kindle
- Kindleストア
- LINE(iPhoneの電池切れた時)
- GooglePlayアプリいれて、ゲームアプリ入れた
- Amazonミュージック
ざっとこんなもんですかね。
TwitterとかChromeも入れたけどほとんど使いません。
iPhone6で事足りちゃうし。
あとカメラも評判通り画質は良くないので、ほとんど使わないです。
まあ、だいたい想定通りですね。
スタンドにもなるカバーいい感じ。
買ってよかったなと思う点
これは主目的なんですけども、外出先でHuluとかプライムビデオ観たい時。
ぶっちゃけMacBookAirあるから、ソッチのほうが画面もでかいんだけど、なんかエンタメマシンという感覚がないので、気分が乗らないんですよね。
だから外で昼飯食いながらとか、ホテルでゆっくりするときとか、空き時間に観るときにはいいなと。あとは自宅でもテレビつけてアップルTVとかPS4で腰を据えて観る、ってほど気合が乗らない時に、眠くなるまで観ようくらいの気持ちで布団の中で観るとき。ダラダラ感とあいまってなかなかチルアウトできます。
あと、もともとKindle Paperwhiteをずっと使ってたけど、カラーで漫画も読めるし本も読めるし両方兼ねるのはいいよね、と。カラーのものとかないんだけどね。表紙だけでもテンションあがるやん。
ひなまつり大好き。
PaperWhiteのほうが軽くて、デジタルインクの感じもすごく読みやすいので好きなんですけどね。まあ、どっちも兼ねる便利さね。
裏ワザでGooglePlayアプリ入れる
ちょっと面倒なんですけど、裏ワザでGooglePlayアプリを入れることができるみたいだったので、がんばってやってみた。
Kindle FireタブレットでGooglePlayアプリを使う方法
こちらのサイトさん参考にさせていただきました。
そうするとゲームアプリとか入れれたり、Chrome入れたりできた。
でもやっぱほとんど使わないけどね。
LINEアプリ入れられるようになるから、個人的には外出も多いので、iPhoneのバッテリーが切れてしまったときの予備用として何度か活躍してくれた。WiFiないと意味ないが。
その他、押さえておきたい事実
他に言っておきたい点としては、スピーカーがとてもイケてないという点ですね。
iPadのように高音質でもないし、低音が効いてないので映画とか見てもよっぽど静かなところで見ないと何を言っているかさっぱりです。
ヘッドホン必須ですね。
まとめ
思ったよりサクサク動作するし、プライムビデオとかダウンロードしたいときも、microSDカード挿せばいいし、お出かけ用のタブレットとしては個人的には十分役割を果たしてくれてるかなと。画面も解像度そこそこだけど、別に気になりません。
タブレット持ってなくて、外出が多い人は持っておいて損はないかと。
ではまた。